寄る年波

永らくお世話になった登山靴。かれこれ10年近くになりましょうか。良く働いてくれました。
ワタクシが、F支部長のお誘いで登山を始めたのが平成17年頃でした。
いっと最初に行ったのが札幌の市民の憩いの場「藻岩山」でありました。
メタボ予備軍で何の準備もせずに、ホイホイとついて行ったのですが、そこはシロート。ハァハァ、ヒィヒィ。鉄人Tセンセイなら40分くらいで登るところを、1時間半くらいかかったかも。
そのとき、我が探検隊のS本部長に、「靴だけはねぇ、そこそこの値段のを買った方が良いわね。」とご教示を受けて、帰りしなに秀○荘へgo!。
清水の舞台から転げ落ちるつもりで買ったのが左の革靴。福沢センセイ4枚ほどで、お釣りが少し。
見るからに頑丈で、防水・防寒は言うことなしでした・んですが、ちょっと重たいのです。片っぽ900gくらいあります。
最近のはぐっと軽くて、今回仕入れた右の靴が片っぽ750gくらい。150gくらい大したことないじゃんかよぉ、と云われそうですが・・・。
まぁ、軽い登山で1万歩くらい歩くとすると、両足で300gの差と云うのは結構大きいのです。

靴底もそれなりにヘタって来てます。お疲れさまでした。
と、云うことでおニューの足慣らしをしなきゃねーと考えておりましたところ。
17万キロも走った我が家のポンコツ四駆が体調を崩しまして、札幌の診療所まで。

街ナカにはちょっと遠いんですが、クルマを置いてバスと地下鉄を乗り継いで、藻岩山を目指したのであります。
地下鉄で円山公園まで来たあたりで、携帯がブルル。診療所から。
「あんのぉ、具合が悪いトコは治ったんすけど、車検切れてますよー。」
「へ?」
んな、アホな。

確かに切れておりました。いやはや、ナントモ。
7月と云うのはアタマにあったんですけど、「来年」だわね、と云う思い込みだったのです。
とうとう来たかね、
海の波は寄せては帰るのですが、寄る年波は押し寄せる一方で・・・。