赤飯は当然甘納豆
この甘納豆で作る、と云うあたりが特に本州方面ではサプライズらしくて、ネットの質問欄なんかでも「ホントにあるんですか?」とか「是非、出来上がった写真を見せてください」とか、結構話題になってたりして。
大げさに言えば食文化の違い、と云うことなんでしょうけどね知らないヒトにはカルチャーショックかも。
この北海道でも甘納豆の赤飯は完全に市民権を得ているわけではなくて、小豆と甘納豆の勢力図は五分五分くらいですか。カミさんの実家では小豆で作ってますから。
どっちで作るか、と云う理由はほとんどなくて要はガキの頃から食べ慣れている家庭の味、と云うことですかね。雑煮が味噌仕立てかすまし汁か、納豆に砂糖を入れるとかカレーライスに醤油をかけるとか、おウチによって色々な食べ方があるのとおんなじですね。
カミさんに云わせれば、甘納豆で作るお赤飯なんか邪道だそうで、小豆の色でもち米を炊くのが正しいやり方で、食紅なんかもあんまし体に良くないんだとか。でも、作れば結構ウマそうに食べてますから、言行不一致の典型的なパターンです。
ワタクシ的には、あんまり味のしない小豆の赤飯よりは甘納豆の方が断然好きですけど。
炊き上がったお赤飯に食紅と甘納豆。
ワタクシが子供の時分は、お袋がセイロで作っていたもんですけど、便利な時代になりました。電子レンジで加熱するだけですね。
因みに、セイロは「蒸篭」と書くんですね。「蒸すかご」で「せいろう」。ひとつお勉強になりました。
<我が家の甘納豆赤飯レシピ>
「材料」
・もち米 2カップ(洗って1時間ほど浸します。)
・水 330~350ml
・食紅 耳かき一杯くらい。(ビミョーです。多すぎると真っ赤になります。)
・甘納豆 一袋
「作り方」
・水を加えたもち米に食紅を加えて混ぜ合わせ耐熱ガラス(パイレックスとか)に入れて軽くラップをします。
・500Wの電子レンジで10分加熱。
・一旦取り出して、軽く混ぜてから再びラップをして7分加熱。
・レンジから取り出して、甘納豆を加えて混ぜて10分ほど蒸らして完成。
ざばっと甘納豆を加えます。
さっくり混ぜて完成です。
小豆の場合はもち米と一緒に炊き上げるようですが、甘納豆を一緒に炊くと崩れてしまうので、お米が炊き上がってから混ぜます。
お味は?当然甘いです。食べるときは大体、ごま塩をかけるんですが、甘納豆の甘さとちょっぴりの塩味のコラボが絶妙なのです。これに紅ショウガのスライスがあればサイコー。
ただ、三度のご飯に毎日食べられるか?と云うとちょっと飽きるかも。